私は以前、果樹園に囲まれた地方に住んでいました。そこでは幼少期より梨の人工授粉作業を手伝う習慣があります。
人工授粉作業とは、竹の棒のさきに耳かきの白いふわふわをつけた道具に、梨の花粉をつけて、それを梨の花に選んでつけていく作業です。花の塊のなかから大きい花を1~2こ見つけてそこにだけつけてゆきます。(数多くつけすぎると、小さい実ばっかり生ってしまいます。)また、花は規則正しく並んでいるわけではないので、どこまで受粉させたのか、慣れが必要です。
中学生になると学校行事で、市内の農家さんの家に派遣されてお手伝いするようになります。3日間ほど授業がなく農家さんの家で過ごします。ちなみにこの時働いたお金で、学校にいろんな催しが行われます。影絵の劇団さんだったり、落語家さんだったり(私の時は三遊亭小遊三さんでした。)を体育館によんで、全校生徒で鑑賞させていただきました。秋にはお手伝いした農家さんに行って梨をいただくまでがこの行事です。
さて、幼少期から花粉に暴露されると、当然花粉症のリスクは上がります。私も中学生の時に発症しました。花粉症の生徒は農家さんには行かず、学校に残って奉仕作業でした。自分が奉仕作業をしたかはよく覚えてません。
それ以降は人工授粉作業のお手伝いはしてません。しかし、その時期になると作業はしなくても鼻水はでるし、目は取り出して洗いたくなるくらいかゆい!目薬とかしててもかゆい。。。
結局どうしたかというと、メインブログのプロフィールにも書いてある通り、北海道の大学に入学しました。こちらには梨がないので花粉症は治りました。最強の治療法ですよ。ちなみに転地療法っていいます。
まあ、引っ越したところでシラカバなどあらたな花粉症にかかる可能性はありますし、今はいいお薬(飲み薬や目薬)ができています。他の方のブログを見ていると、免疫ケアで治す方もいらっしゃるようですね。
しかしあえて勧めてみます。思いきって北海道にいらしてはいかがですか?杉の木もないですよ。いいところですよ。
今日は花粉に関する思い出と、少々無茶な治し方を提案してみました。読んでいただきありがとうございました。