前回「倒れる時は前のめり」という有川浩先生のエッセイ+小説本をすこしご紹介しました。その中で「特殊な知名度を持つ新人作家」(当時)ということで紹介されているのが加藤シゲアキ先生です。
有川先生は、加藤先生の一作目「ピンクとグレー」の段階で、彼が書ける人間だと見抜いています。その後、加藤先生は作品を書き続け、有川先生をして「彼は本物でした。」と言わしめています。
加藤先生の小説は「ピンクとグレー」「閃光スクランブル」「Burn-バーン-」「傘を持たない蟻たちは」「チュベローズで待ってる」「オルタネート」「渋谷と1と0と」と続きます。
私個人としてはオルタネートが特におもしろいです。3人の少年少女を中心に、マッチングアプリがあたりまえとなった高校生活が描かれる作品。加藤先生が得意な料理とかも作品に生かされていてうれしい。直木賞候補にもなりました。
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知らない方もいらっしゃると思うので。加藤シゲアキ先生はジャニーズ事務所所属のタレントでもあります。小山慶一郎さん、増田貴久さんと3人で「NEWS」というグループで活動もしています。
こういう文章を書くと、どうせジャニオタでしょ!と言われるので否定しておきます。私はあくまで作家としての加藤シゲアキ先生のファンです。おもしろいですよ。
実は「渋谷と1と0と」が載っている「1と0と加藤シゲアキ」が未読で、これから読むところなので、これまでの流れを振り返るのに、簡単ですが書いてみました。読んでいただきありがとうございました。
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